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身体の豆知識
- 2019/12/01
- 高気圧酸素ルームで血液がさらさらになる??
こんばんは!
越谷市せんげん台の平山整骨院です。
土曜と日曜日に高酸素カプセル、高気圧酸素ルームのセミナーに京都へ行ってきました!
高酸素カプセルの第一人者の、京都大学の教授の石原昭彦教授のセミナーです。
高気圧酸素にはさまざまな効能が認められています。
1.血液がさらさらになる効果
2.血液中の酸素が増大
3.抹消での血流速度の増加
4.小さい血管の拡張
5.自律神経が安定
があるみたいです。
そもそも、高気圧酸素とはなんなのでしょうか??
通常の気圧よりも高い気圧の中で酸素を体内に取り込むことによって、体中の血管、毛細血管にたくさんの酸素が溶け込み、体内の酸素濃度をあげる療法です。
私たちが普段生活している環境下では、酸素濃度は20.9パーセント前後くらいです。
気圧を1.3気圧まで上げた際に、
20.9×1.3=27.17
なので、酸素濃度は27.17%に増加します。
さらに当院では酸素濃縮機も増設しておりますので、30%〜40%まで上げることが可能です。
酸素には2種類あります。
結合型酸素と溶解型酸素です。
結合型酸素は、ヘモグロビンとくっついて酸素を運んでもらう酸素です。
なので、運動をして赤血球の量を増やさない限りなかなか増えない酸素です。
溶解型酸素は、普段の生活から取り込むことができる酸素で、高気圧酸素ルームに入ると溶解型酸素の量が増加します。
1.3気圧+酸素濃縮機で、普段の3.3倍も取り込めるみたいです。
結論から言うと、体内の酸素の量が増すこと、体内での酸素循環が良くなります。
疲労回復、慢性の肩こりや眼精疲労はもちろん、歯の痛みや歯周病にも効果が期待できるみたいです。
ケガの早期回復効果も見込めます。
最近では歯医者さんで導入しているところが多くありますね。
さて、1の血液がサラサラになるとのことですが、下の画像を見てみてください。
高気圧酸素に入る前の血液の状態と、高気圧酸素の1.3気圧に60分入った後の血液の赤血球の状態です。
左側Aの画像は、粘度があり、ところどころ、赤血球がドーナツ状になり酸素供給がうまく行っていない状態です。
右側Bの画像は、粘度が少なくきれいな丸い形をしています。
ここまで変わるものとは驚きでした。
よく、玉ねぎサラダを食べたり、水をいっぱいのむと血液がサラサラになるといいます。
さらさらになるのですが、一時的みたいです。
高気圧酸素に入った後のサラサラの状態は2日くらい維持できるみたいです。
継続して高気圧酸素ルームに入ることで、体の血液循環もよくなっていくとのことです。
2つ目の血中の酸素が増大することについては、先程説明しました結合酸素についてです。
結合型酸素は、ヘモグロビン1つに対して4つの粒子がつくことが可能です。
私たちの生活環境下の20.9%の酸素濃度では、3つついたり、4つついたりと、まばらにヘモグロビンについています。
高気圧環境下では、粒子が4つくっつくので、酸素運搬濃度が2%ほど増加します。
難しいお話かと思いますが、酸素の運搬量が増えると言うことです。
2%という数字で見るとそこまで変化はなさそうな気もしますが、運搬量が増すことで体内循環の向上効果は期待できますね。
3の抹消で血流速度が増大と、4の小さい血管の拡張作用については、毛細血管まで酸素が溶け込むので、これもまた期待できますね。
5つ目の自律神経活動の安定については、交感神経と副交感神経が関係してきます。
交感神経が興奮すると、血管は縮んでしまいます。
副交感神経が作用すると、血管が広がります。
雨や、天気が悪い日に膝が痛くなったり頭が痛くなったりする偏頭痛はこれらが関係してきます。
偏頭痛(天気痛)は、副交感神経の効果により、血管が広がることにより周りの神経を圧迫して刺激してしまうことで起こります。
雨がやんだり、天気がよくなってくるといたみがぬけてくることがあるのはこの影響です。
天気によって自律神経が乱れてしまうんですね。
高気圧酸素は、天気痛にも効果が期待できます。
偏頭痛持ちの方や睡眠しずらいという方も来院されています。
肩こりからくる偏頭痛は、肩周りの筋肉の硬さから、頭への血流不足の可能性もあります。
肩甲骨周りのストレッチも併用するとより効果的です。
この他にも、代謝を上げて痩せやすくしやすい、肌や美容効果も…
ケガの早期回復効果や疲労回復効果も…
高気圧環境下の治療はさまざまな効果が期待できます。
当院では高気圧酸素ルームを60分からのメニューとなります。
60分以上入ることで供給率が上がります。
個人的には90分おすすめです!
60分 2000円
90分 3000円
長文になってしまうので今回はここまで。
酸素について少しずつ更新して行きます。
長い文ですが、読んでいただきありがとうございました。
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