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身体の豆知識

2024/10/01
長時間の立ち仕事で足がパンパンになる理由と簡単対策
こんにちは。
越谷市せんげん台駅西口にある平山整骨院です。

立ち仕事の多い方から「夕方になると足がパンパンにむくむ」「ふくらはぎが重だるい」といった相談をよく受けます。
実はこの症状、ただの疲労ではなく血流や筋ポンプの機能低下が深く関係しています。
今回は、足のむくみやだるさが起こるメカニズムと、自宅でできる簡単な対策について解説します。



なぜ立ち仕事で足がパンパンになるのか?

1. 重力による血液の滞留
人間の血液は、心臓から全身に送られ、最終的に静脈を通って心臓に戻ります。
立ちっぱなしで動かない状態が続くと、足にたまった血液がうまく戻れず下半身に滞留します。
この状態が長く続くと、血管内の圧力が上昇し、血液中の水分が周囲の組織に染み出し、「むくみ」として現れるのです。

2. 筋ポンプの働き不足
ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、筋肉が収縮することで血液を押し戻すポンプのような役割を担っています。
しかし立ちっぱなしで筋肉を動かさないと、このポンプ機能が働かず、足にたまった血液やリンパ液がうまく循環しません。

3. 靴や姿勢による圧迫
長時間履いている靴が合っていなかったり、足指をうまく使えていない状態だと、血流やリンパの流れがさらに悪化します。
また、反り腰や前のめりの姿勢で立ち続けると、足首や膝周囲の血管を圧迫し、むくみやすくなります。



自宅でもできる簡単なむくみ対策

1. ふくらはぎのポンプ運動
椅子に座ったまま、かかとの上げ下げを10〜20回繰り返すだけでふくらはぎの筋肉が刺激され、血流が促されます。
朝・昼・夕方と、時間を見つけてこまめに行うのがおすすめです。

2. 足首を回す・足指を動かす
足首をゆっくり大きく回したり、足指をグーパーと開閉させるだけでも血液やリンパの流れが良くなります。
これもデスクワークの合間や休憩中に取り入れてみましょう。

3. 寝る前に足を高くして休む
寝るときに足元にクッションや毛布を入れて軽く足を高くするだけでも、重力の助けを借りて血液が戻りやすくなります。
10〜15分横になるだけでも翌朝のむくみ方が変わることがあります。



立ち仕事の方におすすめの習慣
•水分をこまめにとる(体内循環を促進)
•1時間に1回は足を動かす(歩く・屈伸する)
•足指を意識して立つ(重心を整える)
•帰宅後は温かいお風呂でリラックス(血管の拡張)

どれも簡単に始められる内容ばかりなので、できることから習慣化してみてください。



まとめ
立ち仕事で足がパンパンになる原因は、重力・筋ポンプの低下・姿勢の崩れなどが複雑に関係しています。
そのまま放置しておくと慢性的なむくみや血管トラブル、疲労蓄積の原因にもなりかねません。
少しの工夫で体の循環は大きく変わります。まずは今日から「足を動かす習慣」を意識してみてください。

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