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身体の豆知識

2023/11/01
お風呂で不調が改善する?血流と筋肉の関係を解説
こんにちは。
越谷市せんげん台駅西口にある平山整骨院です。

朝晩の寒暖差や、日々の疲れで体調を崩しやすい季節ですね。そんな中、「お風呂に入ると体がラクになる」「湯船につかると腰や肩が軽くなる」といった声をよく聞きます。

実は、この感覚には医学的な根拠があります。今回は「お風呂と血流」「筋肉のこわばり」「疲労物質の排出」など、体とお風呂の関係について解説します。



なぜお風呂に入ると体がラクになるのか?
お風呂の効果として代表的なものは以下の3つです。
1.血行促進
2.筋肉の弛緩(緩む)
3.副交感神経の活性化

特に湯船につかることで体温が上がり、血管が拡張して血流が良くなります。これが不調の改善に直結するメカニズムです。



血行が良くなると何が起こる?
血液は、体に酸素や栄養を運び、同時に老廃物や疲労物質を回収してくれる「運搬役」です。

血流が悪い状態では、筋肉に酸素が届きづらくなり、疲労物質(例:乳酸など)がたまりやすくなります。
その結果、筋肉は硬くなり、コリや痛み、重だるさ、冷えなどの症状が起こります。

逆に言えば、血流が改善すれば、疲労物質が排出され、筋肉も柔らかく保たれやすくなるということです。



筋肉が柔らかいと体はどうなる?
筋肉が柔軟だと以下のような良いことがあります。
•関節の動きがスムーズになる
•痛みが出にくくなる
•姿勢が整いやすくなる
•転倒・けがのリスクが減る

逆に、筋肉が硬くなると関節がうまく動かず、周囲に負担がかかって腰痛や肩こり、膝痛などを引き起こします。



「シャワーだけ」と「湯船につかる」では何が違う?

忙しい現代人はシャワーで済ませてしまうことも多いですが、体の芯から温まるには湯船につかるのが圧倒的に効果的です。

シャワーでは表面の皮膚温度は上がっても、筋肉や内臓まで温まるには不十分なことが多く、血流改善の効果も限定的になります。



入浴時間と温度の目安は?
効果的な入浴の目安は以下の通りです。
•お湯の温度:38〜40℃のぬるめが理想
•入浴時間:15〜20分程度

熱すぎると交感神経が刺激されてしまい、かえって体が緊張してしまいます。ゆったりとぬるめのお湯に浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックス効果も高まります。



実は心の疲れにも効果的
お風呂は、身体だけでなく心にも良い影響があります。

血流が良くなることで脳への酸素供給も改善し、自律神経が整い、睡眠の質が向上しやすくなります。
また、ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が働きやすくなり、ストレス軽減や気分の安定にもつながります。



お風呂+セルフケアでより効果的に

お風呂で体を温めた後は、軽いストレッチやセルフマッサージをすると、より一層血流が促進され、筋肉が柔らかくなりやすくなります。

入浴後は筋肉がゆるんだ状態なので、ケアの効果も高まります。


こんな方はお風呂を見直してみて
•慢性的な肩こり・腰痛がある方
•朝起きたときに体がこわばっている方
•足先が冷えやすい方
•疲れが抜けにくい方
•ストレスや睡眠不足を感じている方

思い当たる方は、まずは「湯船にしっかり浸かる習慣」を見直すだけでも、体調に変化が現れるかもしれません。



まとめ
日々の疲れや不調の改善には、「血流を良くすること」が重要なカギとなります。
そして、お風呂に浸かることは誰でも気軽にできるセルフケアの一つです。

冷え・コリ・疲れを感じやすい方は、シャワーだけで済ませず、湯船で血流を良くして筋肉をいたわる時間を作ってみてください。

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